

海外を旅行する際、ネットカフェで日本語が使えるとは限りません。旅行にパソコンを持って行くパソコン依存症の人は、ネットカフェでも自分のパソコンを使いたいと思うでしょう。僕もそうです。その手の質問が多いので、説明ページを作ってみました。
ネットカフェでパソコンを接続するには、自分のパソコンのネットワークの設定を、ネットカフェの設定に合わせる必要があります。大抵の場合は自動設定で、LAN 回線さえ接続すれば勝手につながります。
まずは、パソコンが IP アドレスを自動取得する設定になっているかどうか、確かめましょう。
1. タスクバーにある、ネットワークアイコンをダブルクリック。画面右下にあります。
2. "ネットワーク接続" が開いたら、ネットワークアダプタのアイコンを右クリックして、プロパティを開く。アイコンの名前は、パソコンによって違います。
3. "インターネット プロトコル (TCP/IP)" を選んで、プロパティ ボタンを押す。
4. IP アドレスと DNS サーバーのアドレスを "自動的に取得する" を選んで、OK ボタンを押せば終了です。これで接続しない場合は、IP 手動設定へ進んで下さい。
手動設定の場合は、上記の IP 自動取得設定の手順 4 から先が異なります。
手動設定で必要な値は、以下のとおり。
ネットカフェの従業員に訊くか、回線を引き抜いたパソコンの設定を見て、同じように設定します。従業員が、どうやったらいいかわからない… という態度の場合は、自分でできるからノープロブレム、と強気で押し切りましょう。
通常 DNS のアドレスは2つですが、優先 DNS さえきちんと動作していれば、代替 DNS が無くともかまいません。ずぼらなネットカフェでは、まれに優先 DNS しか設定していない場合があります。
IP アドレスは、それぞれのパソコンで固有のアドレスです。ネットカフェにあるパソコン一台一台に、違うアドレスを設定してあります。目の前のパソコンから回線を引き抜いた場合は、そのパソコンが使っていたアドレスを使用します。
回線だけを与えられた場合は、使っていないアドレスを教えてもらう必要があります。もしこれが、他のパソコンで既に使われている場合、IP アドレスの衝突 (Conflict) が起こり、接続ができません。
設定の例:
アドレスは、123 123 123 123 と、12ケタの数値で設定します。0~99 は、ケタを省略します。000~099 とはなりません。固有の値は IP アドレスだけで、他の値は同じネットカフェなら、どのパソコンも同じです。
また IP アドレスで固有なのは、通常、最後の3ケタのみです。上記の例では 25 の部分です。つまり、ここさえ、他のパソコンと違っていれば、衝突は起きないわけです。
もし、一度設定したアドレスが、別の日に衝突を起こしてしまった場合、他のノートパソコンの利用者が既に使っている場合が考えられます。その場合、従業員に空いてるアドレスを訊くのもいいですが、勝手に変えてしまうこともできます。
使えるアドレスは、通常 255 までです。上記の例では 192.168.0.1 ~ 192.168.0.255 となります。これはサブネットマスクによって変わりますが、その説明は省きます。
普通は小さい番号から使っていくので、そのネットカフェにパソコンが何台あるかで、何番あたりからアドレスが空いているかがわかります。30台のパソコンがあれば、サーバーを含めても 192.168.0.40 あたりから上は、空いていると推測できるわけです。つまり、アドレスはいーーっぱい、空いているわけです。
さて、これでもうまく行かない。となると、次に考えられるのは、プロキシサーバーの設定です。
ネットカフェによっては、プロキシサーバーを利用している場合があります。プロキシサーバーが何なのか、の説明は省きます。ネットカフェのパソコンを見て、プロキシサーバーが設定してあれば、同じように設定します。
1. インターネットエクスプローラーのメニューから、[ ツール ] - [ インターネットオプション ] を選択。
2. 接続 タブにある、LAN の設定 ボタンを押す。
3. 他のパソコンと同じように、プロキシサーバーのアドレスと、ポート番号を設定して OK ボタンを押す。
設定の例:
プロキシサーバーのアドレスは、192.168.0.10 のように、. ドット (ピリオド) を間に入れて設定します。また、proxy01.com のように、数値ではないアドレスの場合も、他のパソコンとまったく同じように設定すれば OK です。ポート番号は、必ず数値です。
プロキシサーバーが設定されていない。もしくは、同じように設定したのにうまく行かない場合は、特殊な設定が考えられます、まずは、DNS だけ手動設定を調べてください。
IP アドレスは自動取得設定なのに、DNS だけ手動設定という場合があります。DNS はすべてのパソコンで共通なので、ネットカフェのパソコンと同じように設定すれば OK。ただし、この設定はかなり特殊です。
設定の例:
これも間違ってない (と思う)、場合は、詳細設定 ボタンを押して、次のゲートウェイだけ手動設定へ進んでください。
上のダイアログの 詳細設定 ボタンを押すと、TCP/IP 詳細設定ダイアログが出ます。
ネットカフェのパソコンで同じ箇所を見て、もし、デフォルトゲートウェイにアドレスが設定してあれば、追加 ボタンを押して、同じ値を自分のパソコンにも設定します。この設定もかなり特殊ですが、稀にこういう設定があります。
設定の例:
ここまでやったけど、どうにもこうにも接続できないという場合。最後の最後に疑うのは、MAC アドレスをサーバーに設定する必要がある場合です。
これはもう特殊中の特殊。ここまでやる必要あんのか? くらいに特殊です。
こんなめんどくさい設定をしてるネットカフェでは、普通ノートパソコンの使用を断られます。でも、中にはすごく親切、もしくはすごく商魂逞しいネットカフェがあり、じゃぁウチのサーバーにあんたの MAC アドレスを設定してやるから教えなさい、という、逆にめんどくさいことを言われる場合があります。
ここまでやってくれるネットカフェなら、恐らくぜんぶやってくれると思いますが、自分の MAC アドレスの調べ方を一応書いておきます。
その前に、MAC アドレスとは何か。これはネットワークアダプタ、(LAN カードや、パソコンに内臓の LAN ケーブルを接続する部品) それぞれの固有の識別番号です。ハードウェアのチップに直接書き込まれていて、世界中すべてのパソコンで違う番号が付けられています。その番号を、ネットカフェのサーバーに登録してもらいます。
MAC アドレスの調べ方:
1. [ スタート ] メニューから [ ファイル名を指定して実行 ] を選び、cmd と入力。
2. コマンドプロンプトで、ipconfig /all と入力。
これで表示される、Physical Address の値 00-07-40-B3-86-99 (例) が MAC アドレスのことです。これをネットカフェの従業員に教えて、登録してもらうわけです。
ここまでやっても、やっぱり接続できない場合… きっとそれは、あなたのパソコンが悪い。必要なサービスが動いていないとか、ネットワークアダプタや、アダプタのドライバが壊れているとか。もうこれ以上の説明は、正直めんどくさい。僕の現在地を追いかけて、パソコンを見せてくれたら原因究明いたします。
また、接続はできても、ウェブサイトの表示のみ、HTTP だけしか使えない場合があります。FTP、POP、SMTP、telnet などがネットカフェのサーバーで遮断されていて、利用できなくしてあるのです。これはもう、どうしようもない。代替手段を用意できる人は (そんな人はこんなページ読まないだろうけど) いいとして、できない人は素直に諦めて、他のネットカフェを探しましょう。