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| 二千日の旅 | 南米~中米 カリブ海ヨットの旅顛末記 2 |
地図を見ると、南米と中米は陸続きになっている。ずいぶんと頼りないけれど、へその緒のような細い陸地で繋がっている。
ところが、ここに道はない。
ゲリラの巣窟になっている。国境越えに挑んだ人は帰ってこない。などの嘘臭い噂を聞くが、道がない理由は誰も教えてくれない。
湿地帯の自然保護のため開発されていない、というのがもっともらしい答えのようだが、僕はただ単に、コロンビアから不法移民がやってくるのをパナマが嫌っているだけではなかろうか、と思う。
飛行機なしの旅行にこだわるからには、陸地がだめなら船で行くしかない。コロンビアの北の端にあるカルタヘナという町で、パナマへ渡る船を探した。
この航路には定期船もない。しかし、数人の旅行者を運んで金を稼いでいる船が何隻かある。僕らはヨットクラブへ行き、近々出発するというヨットを見つけた。
船長の案内で実際のヨットを見せてもらったときには、少しひるんだ。全長わずか 11m、ヨットクラブに並んでいる船の中でも、ひときわ小さい。
そもそも、大型ヨットを所有しているような金持ちは、バックパッカーを詰め込んで海を渡り、小銭を稼ぐ必要などない。すると必然的に、僕らを乗せてくれる船は小さなものに限られる。
金だけ取って一向に出発しないだとか、目的地に到着する前に降ろされた、船がボロすぎて壊れた、船長が酔っ払いだった。ヨットの旅はどれもこれも酷い話ばかりを聞かされていた。
僕らが見つけた船は古くて小さいけれど、きちんと整備されている様子だし、船長がスウェーデン人であることが決め手となり、乗船を決めた。現地のラテン系の船長は信用ならない、他の旅行者から聞いた唯一のアドバイスはそれだった。
5泊6日の旅、食事付きで320ドル (32,500円)。飛行機なら恐らく100ドル未満、数時間で行ける。わざわざ高い金を払って船で行くなど、ただの酔狂でしかない。
乗客は僕とよっち、スペイン人夫婦、イギリス人女性の5名。本当はもう一人乗船予定だったが、パスポートが不備だか偽造だかで乗船できず。そして肝心の船長を加えて、全部で6名。小舟で運命を共にする。
ヨットクラブを出発して数十分、外海へ出たとたんに波が荒くなった。体を横たえる隙間さえない甲板から、カルタヘナの町並みを振り返る。移動が終る次の日の夕方まで、僕が見た景色はそれが最初で最後となった。
酔い止め薬は飲んでいたが、そんなものは何の助けにもならない。狭い湿った船室のベッドで、僕はただひたすら頭痛と吐き気をこらえていた。
小さなヨットは波をひとつ越えるたびに、大きく昇って急降下した。上下に加えて左右の揺れも止むことはない。
大きな横波を受けると、僕の体はベッドの上で真横に移動した。足を大きく開いて、壁にでも突っ張っておかないと、体がゴロゴロ転がっていく。真夜中に一度、そのまま通路に落とされて目覚めたほどだ。
横になっていると、自分が逆立ちでもしているような感覚になる。その空間だけ重力がねじ曲っていて、四方八方に引っ張られているようだ。
三半規管は完全に狂い、喉の奥には胃袋から苦い粘液が上ってくる。脳みそは頭蓋骨の中で攪拌され続け、まるで液状になってしまったようだ。体と意識と空間と、何もかもがぐにゃぐにゃと混ざりあい、船底に叩きつけられる海水と同じように、不規則にうねっていた。
覚醒しているのか寝ているのかさえ曖昧な、朦朧とした意識の隅にのぼった疑問がひとつ。
320ドルを払って、僕はいったい何をしているのだろう。
ぎょえ~~~! 本当に大変でしたね…。時々、加倉さんが苦行僧のようにも思えてきます…。(「誰が好き好んで!?」って声が聞こえてきそうですが、今回は致し方無いですよね…。)
ヨットって、意外と優雅なだけじゃ済まないんだな…。ってことは、白石康次郎って、やっぱりスゴイ…!!
でも、この上ない程、様々な形で地球を体感してますよね!
これからも待ち受けているであろう障害を、果敢に克服して、ご自分なりの旅にして下さい。(いや、もう、今の時点でも充分、他の人は真似出来ないような、素晴らしい旅ですけど…。)
では、くれぐれもお体に気をつけて。
お久しぶりです!
私たちもパナマからカルタヘナの船の船長はスエーデン人で5人乗りだったので、同じ船かも!船長の名前はピアでしたか?
私たちの時も嵐で、マストは破れ、遭難してるような感じでした。
今グアテマラなんですね!
私たちは、6日にブエノスからメキシコシティに飛びます。
メキシコシティとカンクンに行き、6月下旬には日本に帰ります。
グアテマラは長期滞在ですか?
頭の中でーあなたがそう苦しんでいると言うことはー
よっちは大丈夫???
けど、意外と女性がたえづよいかも
でもよっちはただただ、たくましい人ですね。
きっと、君にそれだけ・・・だよね。トーゼンノコトダネ、、。やぼでした。。でもめったにいないよ。こんなにマッチングするなんて。神様のめぐり合わせかも。2人共、充分気をつけてね。旅の安全を願ってますよー。
・・・このたかいfeeと悪よい・・着いたらパラダイス、待ってるよ、、きっと。yononaka muda ha nai
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