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エジプトはインドと並んで、今回の旅でぜひ行きたかった国のひとつだった。旅を続けて4年目に入り、ヨルダンの南の端からアカバ湾を船で越え、ついにそのエジプトへ足を踏み入れた。
最初の滞在地は、紅海沿いの安リゾート、ダハブ。僕の愛用の世界地図には載ってもいない小さな町。しかしアカバ湾を越えるバックパッカーで、ここを素通りする人はいないほど有名な場所。
バックパッカーが好んで集う場所には、いくつかの条件がある。まず物価が安いこと、次に飯が美味いこと、そして気候がいいこと。
ダハブはすべてを満たしている。個室なら400円、ドミトリーなら100円という破格値。タダ同然と言ってもいい。それもインドのように、安い代りにゴキブリと同居を強いられるわけでもない。部屋もベッドも、共同トイレも清潔だし、日当たり良好で申し分ない。
11月だというのに、太陽はジリジリと熱い。昼間は半袖半ズボンで、夜は上着を羽織る程度、適度に涼しい。真夏はきっと干からびるほど暑いに違いないが、冬のダハブは実に過ごしやすい。
ただ、さすがに海へ入るには多少水が冷たい。何度かシュノーケリングをやったが、水の中では1時間が限度だった。それでも、11月に泳げるだけでもありがたい。
紅海は世界でも指折りのダイビングスポットで、ダハブも世界中からやってきたダイバーたちで溢れている。海はさすがに美しい。海底にはサンゴが敷き詰められていて、鮮やかな原色の魚たちが青い空にふわふわ浮かんでいるかのように漂っている。
強靭なアゴと歯を持った紫色の魚が、サンゴをガリッ、ガリッ、とかじる音が聞こえる。海の青色を濃縮したような、ひときわ青い、手のひら大の魚の一群が目の前を横切って行く。その姿は、水中での抵抗を極限まで減らすために木の葉のような滑らかな曲線を描いており、青い弾丸となって海水を切り裂いて突き進んで行く。
素潜りではとても行けそうにない、20m も 30m もあるような海底まで見て取れる。良く目を凝らして覗き込むと、深い海底に黒い大きな魚の群がエンジンを止めて総攻撃の合図を待つ潜水艦のように、身動きひとつせず不気味な影を連ねていた。
体調 60cm はあろうかという巨大なフグがいた。茶色い斑点を塗した平べったい背中。口はモンキーレンチのような形をしていて、指くらい簡単に食いちぎってしまいそうなアゴをしている。何とか膨らませようと追い回すが、形は不恰好でも、とても人間が泳いで追いつけるものではなかった。
細長いヤリのような魚が海面を泳いでいる。口が鶴の嘴のように長く、獲物を捕食するためのギザギザの歯が並んでいた、肉食魚なのだろう。
重装備に身を包んだダイバーたちが、魚の群に混じって海底をゆっくり移動して行く。彼らが背中の酸素ボンベで呼吸するたびに、海底から光り輝く半球状の泡が昇ってくる。
最初大きな塊だった空気の泡は、上昇しながら2つになり、4つになり、小さな無数の泡となり、海底から海面まで続く光り輝く気泡の柱を作り出す。それはまるで空から降りてくる雪のように、海底から次から次へと立ち昇り、僕の体に優しく触れて、やがて消えていった。
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ヨルダンのテロを心配してる間に、もうエジプト!
まるでルパンのようです。
しかもダハブの海でものすごーく、バカンスしてる!!
どこまでも、不死身の カリスマ的 旅の放浪者のにおいがするぞ〜。
なんて 素敵な 感動的な 文章だろう!吸い込まれてしまいそうだ。あなたの頭の中は完全に透明度100%なんだろうなあ。
ダイスケさんおひさ。ダイスケさんは過ちを犯してしまったよ。俺が直也に似てるんじゃなくて直也が俺に似てるんだよ。まだ21世紀は95年ほど残ってるけど早くも今世紀最大の過ちが決定してしまったよ。俺が直也にじゃないよ。直也が俺にだよ。
ってことで今ネパールっす。
珊瑚ですか〜。松田聖子の追っかけしてた貴方にには最高ですね。きっと「青い珊瑚礁」口ずさみながら聖子ちゃんと一つになれたと浸って書いたのが今回の日記ですね。ちなみに貴方の故郷の有明海は諫早干拓事業の影響で干潟のドロが腐り出してるみたいですよ。島国日本が海を守れないなんて悲しいな。島国で農耕民族という日本。農耕民族が社会を築き文明を起こして、海に恵まれた島国というもう一つの側面を忘れたんやろか?
バックパッカーが好む3条件、�安い�美味い�気候。大昔(38年前)タイのプーケット島パトンビーチで�皆が野宿(宿が無かった)�1軒しかなかった食堂でOK�熱帯の海岸。次に行った時にはリゾートマンションが乱立していたな。
以前の陽朔がバックパッカーの溜まり場でしたが観光地化して。興坪が条件さえ整えば可能なはず、英会話、ドミトリー室等、再考しましょう。
いつもながら、惹かれる文章ですね。エジプトのダバブ、ですか。もし私が海外で休暇を過ごせるなら、ぜひ行ってみたいですね。
とうとうエジプトですね。インドとエジプトは特に興味があり、リクエストもしたので、待ってましたという感じです。
エジプトの方と結婚した日本人の友人(米国在住)にも、ここを教えました。御主人がカイロ出身ということなので、カイロからのレポートも楽しみにしているとのことでした。よろしくお願いします。
それでは、お身体にきをつけて。
覚えてますか??エルサレムで同じ釜の飯食った(主に食わせてもらった)よしひろです。元気そうでよかったっす!僕は近頃、偉人たちは日常に美を見出してると思うようになりました。日常、大事っすね!てか、ダハブまだ泳げるって仰天!!
こんにちは!
今年も残すところ(日本では)数時間となりました
どんなお正月を迎えられるのでしょう?!
来年も楽しいことがいっぱいありますように!!
よい年を☆
明けましておめでとうございます。たまたまメールで配信されていた旅情報のメルマガから、このHPのURLを見つけて、今年初めてアクセスしたHPとなりました。
4年も旅をしてるなんて、とても羨ましいです。そして、大輔さんの文章に引き込まれて、自分が普段の生活の忙しさで忘れかけてたき持ちを思い出させてくれました。
今年も様々なところに出かけて、様々な人々と出会うのでしょうね。私もどこにいても、常に出会いを大切にして、自分が本当に幸せだと感じる生き方をできるような一年にしていきたいと思います。
お体に気をつけて、また素敵な日記を楽しみにしています。
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