
| 世界一周旅行ときどき日記 |
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| カッパドキアの地下都市 | ベイルートの日々、ゆっくりな旅 |
トルコからシリア行きのバスで、3人の韓国人女性と乗り合わせた。
深夜のバスターミナルでの乗換え時間、国境での出入国審査、日付が変わり国が変わり、行動を共にする内に仲良くなった。
彼女達は小学校の先生で、担任は6年生。毎日学校で顔を合わせているらしい。夏休みを利用して、トルコとシリア観光に来たという。
目的地のシリアのアレッポという町で、一緒にホテルを探すことになった。疲れていたし、彼女達の一人が体調を崩していたので、一軒目の宿に決めた。
彼女達は3人部屋へ、僕は個室。荷物を下ろし、一息ついて、シャワーでも浴びようかと思った頃、体調を崩していた子が僕の部屋のドアをノックした。
「私たち出るわ」
僕はてっきり外へ出かけるのだと思った。一緒にどうかと誘いに来てくれたのかと思いきや、そうではなく別の宿へ行くという。
トイレが流れないので、従業員に部屋を代えてくれと申し出たところ、何をどう怒らせたのか、韓国人は出て行けと罵られたというのだ。
人種差別的な発言をして、客に出て行けというような宿には、僕も泊まりたくはない。広げたばかりの荷物を、すぐに詰め直した。
宿の主人らしき老人が、僕らが出て行くのを見て、アラビア語で何かを怒鳴り散らした。長い移動で疲れている女性客に対して、何をそんなに怒る必要があるのだろう。
髪も髭も白くなった老人。この老人が物心ついた時から学んできたであろう、イスラムの教えは、彼の人生に何を与えたのだろうか。
次の宿も適当に決めた。ところが、その宿でも、従業員の韓国人に対する態度は良くなかった。目付きは険しく、もっとゆっくりしろ、いつもいつも急ぐなと厭味まで言う始末。それは冗談の口調ではなく、あからさまに陰険な厭味だった。
夜になって、共同シャワーはどこだと訊きに行くと、チェックインする時は使えると話していたのに、今夜は準備できていない、明日の朝までダメだと言い出した。
男は睨みつけるような目付きでそれだけ言うと、僕から視線を反らして、無視を決め込んだ。それはウソを言っている人間の態度と表情だった。
男は僕も韓国人だと思っている。僕は唖然とした、韓国人はこんな扱いを受けているのだろうか。僕が日本人としてこの宿へやってきたら、この男はどんな対応をするのだろう。それともシリア人は、こんな人間ばかりなのだろうか。
日本人は、大抵どこへ行っても歓迎される。それは日本人がおとなしいからで、何一つ文句を言わない、良い客だからだ。
韓国人は、日本人に比べると少々きつい。主張すべき事はしっかりと言うし、彼らの No は No 以外の意味はない。気に入らなければ、プイと行ってしまう。勘定はきっちり自分で計算し、値切り交渉も強引なところがある。
しかし僕の見る限り、それはあくまでも常識の範囲だ。基本的に韓国人は礼儀正しい。僕は韓国に3カ月ほど滞在したが、何ひとつ嫌な思いはしなかった。
次の日、朝早くから僕らはバスに乗って、シリア中部、砂漠の真ん中にあるパルミラ遺跡を目指した。彼女達のシリア訪問の目的は、このパルミラ遺跡で、僕も一緒に行こうと誘われて着いて行った。
ところが韓国人の短期旅行は、日本人にも負けず劣らず忙しい日程だった。パルミラには昼過ぎに到着し、急いで観光を済ませ、次の日朝早くには、またトルコへ向けて戻って行ってしまった。
3日ほど行動を共にし、退屈することはなかったが、少々忙しくもあった。
朝早く出発します、可愛らしいお礼のメッセージカードと、楽しい思い出を残し、彼女達は去って行った。
ところが、いい出会いの後には、やはり悪い出会いも待っていた。
インターネットのあるレストランの前を通ると、シリア人の男達が血相を変えて、メスの奪い合いをする猿の様な騒がしさで僕に迫ってきた。
「お前が昨日来て以来、パソコンが壊れた。今日一日で 1,000 ポンド (2千円) も損したぞ」
冗談じゃない、僕は自分のパソコンしか使っていない。レストランのパソコンには触れてもいない。
僕が何を言おうと、男達は聞かなかった。なんとかしろの一点張り。そんな濡れ衣は無視して立ち去ろうとしたが、ボスが出てきて 「あなたのせいではない、直してくれないか」 と頼んできた。
元エンジニアとして、動かないパソコンをほっとくわけにはいかなかった。修理は10分で終わった、原因はウィルス。紅茶とスイカがお礼に出て来た。
次の日、同じレストランへ、また自分のパソコンを持ってでかけた。するとあろうことか、従業員の男が、また昨日と同じことを言い出した。
「お前のせいで昨日は 1,000 ポンドも損をした」
他の客にわざわざ大声で言う、こいつのせいで損をした。出て行け。
濡れ衣を着せられた時とは違い、怒りはなかった。ただ悲しかった。僕の善意はムダだった。
あと数日パルミラに滞在する予定だったが、次の日出ることにした。パルミラを出て、シリアを出よう。わずか5日の滞在で、2回も出て行けと罵られれば、もう十分だろう。
今回は?ちょっとつらい旅ですね
なんだか寂しくなりますね
でも次に行くところは、きっといいところですよ☆
イエローヤンキーと云われたのは昔か。
今中国で喜多郎が「小鬼子」「小日本」と云われてナ。文化程度だけでなく心情からも、親が云い子供も真似る。差別は裏返しの優越感に浸る。
インドのカーストと仏教でも、ネパール仏教にカーストが入り込んだ。日本にも江戸時代かな差別が作られ、戦後も又新たに。残念ながら人の優越感と想うが。
「常識」の範囲以内なら問題は無いはずだが、その常識の尺度が違うから困る。
ダイスケさん久しぶり。
ソウルでお会いしてから、3年半以上も経ちましたね。1000日も達成ですね。
こちらは今年だけでヨーロッパ、オセアニア、アジアと、総移動距離は5万キロくらいです。
いずれも、3泊程度の短い旅。内容の濃さはダイスケさんに及びません。
年内にローマに行くつもりです。
もし良ければローマなんかで会いませんか?オレ男だけど。
daisukeさん!
お久しぶりです。
もうシリアですか・・・
どんどん遠いところに行ってますね。
私は北京で「小鬼子」と言われながらも何とか生きてます。
ちなみに仕事も換え、家も転々と。
でもまだ日本に帰る気になれずにいるのはなぜかな?
お互い遠い空の下日本人としてがんばりましょうね。
いつか会える日を!
スナップの女性のシルエット(韓国の女性?)はとーってもイイ雰囲気なんですけどね。
しかし、イスタンブールも含めこの国は韓国人ツアーリストに完全に占拠されてしまいました。
どこに行っても韓国人、韓国人。
街の中でもありとあらゆるところでハングル文字を見かけます。
たまに「アニョハセヨ〜」と声を掛けられるのですが、オイオイちょっと待ったれやと。
おれは腕にバンダナ巻いたりせえへんし、チャックの所に変なパッチが貼ってあるようなズボンなんか履いたりせえへんで、と言いたいわけです。(全身VonDutchの人とかもいる)
なぜ急に韓国人ツアーリストがこんなに増えたのかというのはわかりかねますが、
最近”地球の歩き方の完全韓訳版”が出ているので、それを持った韓国人旅行者をかなりみます。
中を見せてもらいましたが、本当に日本語版のをただ訳しただけのものなのでそこに載っている安宿は全被りします。
あの数の軍勢に攻められたら掲載されている安宿なんぞはあっという間にフル状態です。
そのため、今まで日本人宿と言われていた宿も今は韓国人宿と化しています、悲しいことに。
宿の方も”本当に日本人が好きで日本人が集まる宿にしたのに、韓国人ばっかりが来る”と嘆いておられました。
とんだ副作用です。
ダイヤモンド社さんいいんですか、こんなことで?
なんだか、貴重な体験をされたようですね。確かに、日本人は大人しいからか(短所という意味も含めて)海外では好かれているようですね。
そのレストランで、何かあったのか……、なぜ2度もこのような話をするのか……と訊ねてみたのでしょうか? 文句を言う下っ端の彼は……何か辛い経験をしたのではないでしょうか? 今回の話の内容ですと、日本人、韓国人……ということに何か関係があるのでしょうか?
凄いですね。
タイでは韓国へは行くなってキャンペーンがあったらしいですし
自業自得だとは思いますけどね
今までのダイスケさんの旅を読んでいて
とってもニュートラルな旅のスタイルに憧れています。
私は小心者なので事前に色々調べすぎてしまい、
かえって先入観に囚われてしまうことが多くて・・・。
そんなダイスケさんがこんな目にあってしまうなんて、ビックリです!
きっと、肌が合わない場所だったんでしょうね。残念だけど・・・。
嫌いなワケではないのに、どうしても合わない人がいたり
大好物なのに食べると必ず胃が痛くなったり
(↑私にとってバナナがソレなんです・・・^^;)
そーゆー時は、もう仕方がないですよね。
気持ちを切り替えて、また新しい出会いに期待しましょう!
次のブログ更新、楽しみに待ってま〜す♪
いやーすげーかっこいい写真ですよね。僕も写真が趣味で撮りまくってるんですけど、かなり嫉妬です(笑)ブレているというのが正解なこの写真ですよね!幻想的すぎるー!
韓国人が嫌われるのは仕方ないですね。
非常識だしホテルの備品は全部持っていくし
自分達の国のやり方を異文化のなかで
押し付けて、それが通らないと暴力沙汰起こすし。
日本人と韓国人は外見ではなかなか区別が
つかないですから、一まとめにされて
不愉快な思いをしたような場合は
パスポート見せて「私は日本人だ」と
はっきり言ったほうがいいです。
アラブ系の国は基本的には日本人に親切ですから
パスポート見せるだけで態度変わりますよ。
韓国人と間違われたら、場所や国によっては
身体の安全は保障しかねます、とは
知り合いの海外旅行専門のツアコンの談。
それくらい韓国人は評判悪いってことです。
よかったですね、シリア人達が紳士で。
ふつーならボコ殴りされてますよ。
ダイスケさんは 韓国人に対して むしろ 好意的だし 全く、写実的に 偏見なしに 書いてくれてるから すばらしいのです。コメントのなかには ダイスケくんの記事を 誤解 しています。ダイスケくんは、そんな人ではない
はじめまして。ONDYといいます。
今うちも無期限の旅をしている途中で
今ここ桂林のすぐ南、陽朔にて貴方のHPに出会いました。
まだまだうちは旅始まったばっかしですが
色々これからの旅路にて出会う素敵な出会いに
心躍ってます。
これからずっとヨーロッパまで抜けて
それから南アフリカ、要は資金次第。
金の切れ目が旅の切れ目でこれから行ってきます
。
それでは、陽朔の船継ぎ場のおばちゃんたちと
たわむれてきます笑。
”千日”の時に、メールしようと思っていましたら、すでに50日近くが過ぎてしまいました。日常の中で、時間を浪費してしまってます。その言葉で思ったのは、将棋の千日手と密教の千日回峰でした。かつて、インドを一夏旅行したとき、終わり近くになって、こんな日々がこれから、ずっと続く生活は、もう耐えられないなと思ったものでした。精神的に、旅の日々が同じことの繰り返しと感じるような心境に陥っていたのでしょう。比叡山の千日回峰は、約7年の修行ですが、その間歩く距離は約4万km、ほぼ地球1周の修行だそうです。荒行の果てに、何かが、成願する、苦行の末、何かに到達すると考えるような構造を持っていそうですね。黄金郷を求める旅のようなものかもしれません。ただ、どちらの思考パターンも好みませんが・・・
さて、今月、中東の旅行を考えていたのですが、どうも、のろのろしていて、飛行機を申し込んだときは、もはや満席、50人待ちといわれ、あきらめざるを得ませんでした。中国旅行に替えました。
異質を排斥するのは野蛮な行為と思うのですが、どこでも、同じことがありますね、計らずにやっているのならまだしも、教育なり、経済力があるにもかかわらず、行っているのは、卑劣ですね。
こんにちは。2回目の投稿です。よく考えたら、このサイトに自分が惹かれる理由が分かりました。沢木耕太郎さんの「深夜特急」と同じにおいを感じたからだと思います。先日、再び深夜特急を読み直したら、「26歳は旅に出るのによい年」とありました。来年は26歳。旅に出ようかと思っています。イスラエルあたりに。イスラエルで会えたらいいですね。
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