
| 凸品広告 | ウルトラシル デイパック | ドイター ザック | キャラバン | イスカ | プリムス |
| 世界一周旅行ときどき日記 |
記事一覧 |
|---|---|
| カブールの廃墟ホテル | 家族で行こう、アフガニスタンネットカフェ |
アフガニスタンを走っている車は、そのほとんどが日本の中古車と言っていい。そしてなぜか、アフガニスタン人のお気に入りは、カローラとハイエース。
よく見かける国連の大きくて勇ましい四駆は、白い車体に青で UN (United Nations) と書かれた新車のランドクルーザー。無線のアンテナを高々とあげて、どんな悪路でも疾走していく。
さらに悪路に強いのが、イギリスやオーストラリアが派遣した ISAF 国際安全支援軍の装甲車。分厚いヘルメットと砂埃よけのゴーグルを着けた兵隊がひとり、迷彩色に塗られた装甲車の上部から上半身を出して見張っている。
装甲車の一群は、容赦の無い砂塵を巻き上げ、すべてをなぎ倒していきそうな勢いで突っ走っていく。なぜそんなに急いでいるのか訊いてみたくなるほど、彼らはどんな悪路でもスピードを弛めない。兵隊の前には機関銃が据えてあり、威圧感たっぷりで、黒塗りのベンツだって蹴散らしてしまうに違いない。
それに反して、一般のアフガニスタン人の交通手段は平和そのもの。大衆車の代名詞とも言える、カローラとハイエース。燃費もいいし、お値段お手ごろ。
首都のカブール市内では、日本が寄贈した大型バスがたくさん走っていたが、長距離を走る大型バスはない。アフガニスタンでバスと言えばミニバンの代表、ハイエースのことで、タクシーと言えば乗用車の代表、カローラのことである。
一般的にバスターミナルと呼ぶべきところには、このカローラとハイエースが待ち構えていて、俺のカローラに乗れ、俺のハイエースに乗れと運転手が客引きに忙しい。大型バスも列車も無いこの国では、長距離の移動はカローラとハイエースがすべてなのだ。
人口密度ならず、もしカローラハイエース密度を世界地図上に赤で描いたら、アフガニスタンは真っ赤になるに違いない。それくらい、よくもまぁカローラとハイエースだけを集めたものだと感心する。
砂漠と荒野と山脈ばかりで、海岸線は 1m さえもない陸の孤島であるこの国に、どうやって日本の中古車を運んでくるのだろう。僕が想像する中古車のシルクロードはこうだ。
日本へ運ばれる物資を載せてやってきた、どこかの国籍の誰かの船は、帰りにもうこれ以上載せられないというほど、中古車、中古部品、エンジン、古タイヤを満載してパキスタン南部のカラチへ行き水揚げする。
乗用車を5・6台載せられるような、そんな便利な大型トレーラーなどあるはずもなく、走れる車は誰かが 1,500km くらい運転してアフガニスタンまで乗っていくか、トラックに一台ずつ乗せて運ぶ。部品などは列車のコンテナで運ぶとコストも安いだろう。
その証拠に、パキスタンのペシャワールからアフガニスタンの国境を越えたところには、道路沿いに延々と車の修理工場と中古部品屋が並んでいた。倉庫と化したコンテナも大量にある。ここで修理したり、塗装を施してから売りに出されるに違いない。
ノースウェストだったか、どこかの航空会社が旅客機の機種を1種類にして、大幅なコスト削減をしたのと同じ考えだ。修理部品の在庫も少なくて済むし、修理工もカローラとハイエースだけ修理できればそれでいい。
カローラとハイエースは、白地に黄色の帯を入れるのが流行りなのか、イスラム教の決まりなのか、それともただ黄色の塗料が大量に余っているのか、白と黄色のツートンカラーになっているのが多い。そしてひとめで日本から来た中古車だとわかる理由は、車体に書かれたままの日本語。
林建設(株)、レッ津 パラダイス、東洋測量機器、イトマンスイミングスクール、滋賀冠婚葬祭互助会、アイリスオーヤマ、白川温泉送迎用、みなみようちえん、藤原とうふ店 (自家用)、などなど。あなたが乗っていたカローラとハイエースは、元気にアフガニスタンで活躍していますよ、と伝えてあげたい。
初心者マークが張り付いたままの車もあれば、日本のナンバープレートの上に、ミミズ文字のナンバーを取り付けたものまである。廃車手続きも、輸出手続きもしていない盗難車だろうか。
極めつけは屋根に取り付けられたままの "教習中" の表示。当然ながら、アフガニスタン人は日本語など読めるわけもなく、それはただのデザインか、もしくは日本から来た中古車という品質保証表示でしかない。
初心者マークの運転手は、ずっと初心者のままで、教習中の運転手は、アフガニスタンの荒野のデコボコ道で、いつまでも熱心に教習を続けるに違いない。
友人で、アフガンで日本政府系土木工事をしている男からE−メイルが届いたが。貴兄とは丸っきり逆の印象でな、仕事で派遣されて。貴兄は安宿で20ドルのホテル(風呂なし、シャワーなし、トイレ共同、電気、、、)エライ安宿ですな。
人が行かない地域が面白いです。誰もが行く観光地の旅日記は有り過ぎて。
「アフガン物語!」
友人は来週位に入るだろう、JICAでの仕事で、なんなら連絡を取りましょうか?ユニークな男だよ。
貴兄の御予定は?
いつも楽しみに読ませてもらっています。
私は四年前の春、同時多発テロの半年前にアフガンを
旅行したことがあるので、懐かしく思い、書き込ませて
いただきました。
日記から察するに、未だに酷い状況の様ですね。。
アフガンもそうですが、イランはとても親切な人が
多くて、いい国ですよ。マシュハドやイスファハンで、
イスラム建築の美を堪能されてきてくださいね。
| 世界一周旅行ときどき日記 |
記事一覧 |
|---|---|
| カブールの廃墟ホテル | 家族で行こう、アフガニスタンネットカフェ |
| 世界一周旅行ときどき日記 |
記事一覧 |
|---|---|
| カブールの廃墟ホテル | 家族で行こう、アフガニスタンネットカフェ |