
| 世界一周旅行ときどき日記 |
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| インドからの脱出 | パキスタン列車でヒゲのモスリムと二人きり |
12カ国目、イスラム教の国パキスタンへやってきた。
旅へ出て二年半も経つのに、まだアジアという遅すぎる現状を打破すべく、僕は心を入れ替え、どんどん移動して、とにかくアジアだけは出ようと決心した。風の如く駆け抜け、沈み行く太陽を追い掛け、西へ西へと向かうことにした。
よおし、そうと決心したからには今すぐ列車の切符を買いにいくぞ。僕は安宿のベッドを昼過ぎに飛び起き、勢い勇んで表へ飛び出した。ん、何か町の様子が昨日と違う。
考えること五秒… あ、今日は日曜日だ。きっと切符売り場は閉まっているに違いない、よし、明日にしよう。決断まで十秒。やはり、決心のついた男の行動というのは、潔くなくてはならない。
そして今日。
よおし、そうと決心したからには今すぐ列車の切符を買いにいくぞ。僕は安宿のベッドを昼過ぎに飛び起き、勢い勇んで表へ飛び出した。よし、町はいつも通りだ、日曜日の次は、ここパキスタンでも月曜日だ。
いや、待てよ、きっと切符を買うにはかなりの時間がかかる。まずは腹ごしらえをせねば。僕は値段が高くて客のいない KFC に飛び込み、チキンバーガーセットを食べた。そのまま司馬遼太郎に熱中してしまい、気づいたら一時間も過ぎていた。
いかんいかん、風だ、風になるのだ、風の如く駆けて西へ向かうのだ。表へ飛び出すと、なんと雨。ええい、雨なんかに負けるものか、僕は雨の中を駆けた、どんどん駆けた。宿へ飛び込んだ、そして昨日から干したままの洗濯物を取り込んだ。そのまま雨宿りすること一時間。
雨は止んだ。
よおし、そうと決心したからには今すぐ列車の切符を買いにいくぞ。僕は今度こそ風の如き勢いでバスへ飛び乗った。バスはノロかった。
ラホール駅へ到着。他の旅行者に聞いた話によると、なんでも外国人には 25% の割引という、イスラム教の教えくらい不可解かつ、ありがたい制度があるらしい。まずは、その割引の証明書のようなものをもらいにいく。
ショットガンを抱えた守衛に証明書をもらえる場所を尋ねると、プラットフォームの端まで行けという。言われた通りに行こうとすると、通行用の切符が必要だという。うーん、割引を受けるために切符を買えというのか、釈然としない。
長いプラットフォームを進んでいくが、どこにもそれらしきオフィスなどない。向こうだ向こうだと教えられるまま進んで行くと、プラットフォームの端まで来て、線路を渡り、民家の間を抜けてなんとか辿り着いた。
駅の外じゃないか、さっきの通行切符代返してほしい…。
それでもなんとか証明書を手に入れ、いよいよ切符を買いに駅へ戻る。切符売り場らしき窓口はたくさんあるが、どこに並べばよいものか。今度は違うライフルの守衛に尋ね、言われるがままに並ぶ。
平気で割り込んでくる男と、僕の背中に乳首を押し付けてくる男に耐えながら、ようやく順番がやってきた。窓口の女性は僕を見るなり、隣へ並べという。あぁぁぁ、乳首野郎め、なんだかお前が憎い。
言われるがままに隣に並ぶ。僕の順番が来ると、今度はインフォメーション窓口へ行けという。あぁ、行くとも、どこへでも行くぞ。
インフォメーション窓口では11番へ行けと教えてくれた。ようし、並ぶとも、いくらでも並んでやるとも。
11番では、9番へ並べと、くそう、乳首野郎出て来い!!
いやいや、落ち着け落ち着け、僕は兵隊だと思えばいい、二等兵だ。行けといわれれば火の中へでも突進し、並べといわれれば石のように並ぶのだ、二等兵に疑問も感情もあるものか。
9番の男が言う、ここから15分歩いた所に予約センターがある、そこへ。
「イエス サー !!」
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はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいてます。
私も約2年半前にパキスタンに行ったのですが、人々はとても親切でよい印象を持ちました。
(下痢もしましたし、騙されもしましたが・・・。)
ラホールにあるBadshahi Mosqueはすばらしいモスクでしたのでお勧めしようかと思っていたの
ですが、すでにラホールを発ってしまったようですね。
ラーワルピンディから西に向かうのならば途中にあるTakth-i-Bhaiという遺跡もお勧めです。
遺跡など興味がない場合は無視してください。
ではよい旅を。
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