
| 世界一周旅行ときどき日記 |
記事一覧 |
|---|---|
| オーロビルの静かな夜 | 理想の社会とは |
| オーロビルの理念 | |
| 1. | オーロビルは誰の物にも属せず、人類全体に属している。しかし、この町で暮らすには、神聖な意識を持つ自発的な従者でなくてはならない。 |
| 2. | オーロビルは終わりなき教育、絶えず続く進歩の場であり、若さは決して年をとることがない。 |
| 3. | オーロビルは過去と未来の架け橋となることを望む。外面、そして内面からのすべての発見、気づきを以て、未来の実現に向けて勇敢に飛躍する。 |
| 4. | オーロビルは実際の人類の調和を現実に具体化するための、肉体的そして精神的な探求の場となる。 |
オーロビルの住人となるには、1年ほどの審査期間がある。オーロビルの理念を理解し、町への貢献を行い、人々との調和の中で暮らし、初めて住人として迎えられる。
家は自己資金で建てなければならないが、不動産の所有権は町にあり、家を建てた人には、そこに住む権利が与えらるだけで、たとえ町を離れるとしても、家を売ることはできない。しかし町へ戻ってくれば、再びその家へ住むことができる。
仕事は生活のための手段ではなく、自己を表現し、能力と可能性を伸ばし、集団への貢献のために行う。競争や争いは無く、人と人との結びつきや協力、友好関係の構築が目的となる。
肩書きや地位は、奉仕の種類や機会の違いとして表される。知性や道徳、精神的な優劣は、名誉や権力の増加によってではなく、責任と義務の増加によって表現される。
子供たちへの教育は、それぞれが持ち合わせる能力を豊かにするためのものであり、試験に合格し、資格を取得し、地位を得るためのものではない。
絵画、彫刻、音楽、文芸などの芸術は、すべての人々に等しく提供され、能力の違いによる制限はあっても、社会的地位や経済的な理由による制限はない。
このような世界では、お金はもやは世の中の支配者ではなく、一人一人の価値は物質的な豊かさや社会的な地位よりも、遥かに重要な意味を持つ。
手元の資料から抜粋して書いてみた。僕の英語力が乏しい上に、原文の英語も解りづらい表現が多いので、このくらいで勝手によしとする。
オーロビルは、行き過ぎた現代社会を危惧し、人間があるべき本来の姿を、町として探求し、実践する場として造られた。わずか数人の手によって始まった運動に、現在では 1,700 の人々が集まっている。
もちろん、何もかもが理想通りに進んでいるわけではない。オーロビルは終りなき発展途上にあり、未来のあるべき姿を模索し続けている。
この町の理念に同調した個人や団体、企業や行政など、多くの賛同者からの寄付が、町の運営の大部分をまかなっている。完全に独立し、自給自足できているわけではない。町そのものが、ひとつの NPO・NGO のようでもある。
この町がなぜ、前回のブログで紹介した環境実験都市として発展し、例えられているかというと、人間の生き方、ライフスタイルの見直しこそ、環境問題が最終的に行き着く場所と同じだからだ。
僕らはいずれ、大量生産、大量消費、大量廃棄こそ成長だと妄信する、無駄ばかりの行為を止めねばならない。僕らの世代は好き放題できるかもしれないが、子供や孫の時代には必ず止めねばならない。
たとえ自発的に止めなくても、資源の枯渇や汚染の深刻化などにより、強制的な歯止めがかかり、止めねばならない時がくる。はたしてそれが50年後なのか、100年後なのかは誰にもわからない。
しかし、それはただ止めればいいだけという単純な話ではない。世界中で警笛が鳴らされているのは、その強制的な歯止めが、人類がかつて経験したことのない、経済、社会、環境、つまりは現代文明の破滅的な崩壊になりかねないからだ。
かつて地球上で発生した大きな文明は、一時期の繁栄を誇りながらも、ことごとく崩壊して消えうせている。その原因は人口の増えすぎであったり、戦争による奪い合いであったり、資源の使い果たしによるものだった。
しかし、それは地域的なものであり、その文明だけが滅びて終りだったが、現代の文明はすべての国が密接に絡み合っていて、地球規模で展開している。
世界が危機的状況に陥っても、日本だけは中東から石油を買い続け、世界中に車を売りつけて利益を生み、自分の子供や孫だけは毎日学校へ通い、コンビニでお菓子を買い続けていると信じる人はいないだろう。
科学技術の進歩は多少の延命措置を施すだろうが、現在の大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返しているかぎり、終りの時は必ずやってくる。誰もがうすうす気づいてはいるが、先の事だと決め込んで気にしてはいない。
オーロビルの人々が目指しているのは、人間が人間として豊かに生き永らえることのできる社会への回帰。いち早く行動を起こした人々の町。
僕らは今さら、車を籠にして、パソコンはソロバンで代用し、コーヒーを止めて番茶を飲み、冬でも藁草鞋を履いて、納税は米俵で行う社会まで戻ることはできない。
今、僕らができるのは、何が必要で不必要なのかを見極める目を養い、徹底的に無駄を省き、ひとつしかない船が沈没する前に、力の限り舵を切ることだ。
行動を起こさねばならないのは、肥え太った政治家でも、買収と脱税に四苦八苦する経営者でも、サンダル一足しか持たない後進国の人々でもない。豊かさと無駄とを貪り、広告と流行に踊らされ、消費を快楽だと履き違えている先進国の消費者、僕らひとりひとりなのだ。
僕らが築き上げた大量消費社会は、取り返しのつかない所へ行こうとしている。
さぁ、みんな目を覚まして立ち上がれ。僕はこれを書いて疲れたので寝る。
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日本という国は、一昔前は公害問題で苦しみ、今では環境保護を全面に「京都議定書」「世界水会議」「愛知万博」等と声高に、環境保護先進国を世界にアピールしている。地球温暖化の影響か、昨年12月まで、2階にある私のアパートの部屋に蚊が飛んでいた。赤道で平均気温が1度上昇すると、北極南極ではその4〜6倍温度が上昇するという。気候変動による風土病の拡大。生物として消費する本来のエネルギー量の35倍を必要とする現代社会がこのまま続くとは思えない現状で、米国はCO2削減に消極的であり、日本は米国に強く言えないでいる。はてさて、どうしたものか……と考えたけど、私も眠くなったのでもう寝ます。
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